目代(もくだい)とは。

目代(もくだい)とは、日本の平安中期から鎌倉期に、遙任国司が現地に私的な代官派遣した家人などの代理人のことであり、眼代(がんだい)とも言われます。
10世紀中期頃、国衙行政は在庁官人の手で運営されるようになり、受領の中には任国へ赴せず、在庁官人へ行政を任せる者も多くなっていきました。
これを遙任といい、遙任国司は、自分の家人などを代理人として現地へ派遣し、在庁官人の監督に当たらせました。この代理人が目代です。
公家の目代と区別するために、武家は眼代を用いた」という説があります。

文献で確認できる目代の例

近藤師経(こんどう もろつね):加賀国:国司藤原師高の目代
山木兼隆(やまき かねたか):伊豆国:国司平時忠及び平時兼の目代
中原貞兼(なかはら さだかね):大和国:国司平清盛の目代
右衞門尉正友(うえもんのじょう まさとも):美濃国:国司藤原成親の目代
安部忠茂(あべ ただしげ):越前国:国司不明の目代
紀季経(きの すえつね):下総国:国司藤原親通の目代
浄恵(じょうえい):長門国:国司日野俊光の目代
覚恵(かくえい) : 周防国:東大寺の目代
国宗下総介(くにむね しもうさのすけ):讃岐国:国司藤原経隆の目代
河内盛兼(かわち もりかね):讃岐国:国司藤原経隆の目代
橘公盛(たちばな きみもり):讃岐国:国司藤原季能の目代
橘公清(たちばな きみきよ):讃岐国:国司藤原季能の目代
中原清弘(なかはらの きよひろ):甲斐国:国司藤原忠重の目代
比企能員(ひきよしかず):信濃国:国司加々美遠光の目代

相撲協会の目代(もくだい)とは。

長年にわたり、地方巡業の実施などに格別に尽力した人物に 公益財団法人日本相撲協会が「目代」(もくだい)という地位を 与えることがあります。

この地位は「木戸御免」よりも上位で、いわば協会の”最高相談役”に あたります。
(相撲2014年5月号より一部抜粋)

この大変名誉のある「目代」として公益財団法人日本相撲協会より 推挙いただきました。

新たな目代の誕生は実に51年ぶりとなります。

■ 目代までの経緯

■目代(もくだい)
長年にわたって地方世話人として、その役をつとめた人のなかより、昇格して目代とする。
また、私欲を捨てて、その地方巡業に協力し、他の地方世話人を統括する能力のあるものを、 それぞれ相撲協会が目代として推薦する。
目代
目代
■地方世話人
相撲協会の地方巡業に際して、勧進元の勧誘・契約に援助をし、 また、売込み・先発の年寄に協力し、更に新弟子の入門の勧誘等に対して、相撲協会側の 立場となって世話する人をいう。
目代
■木戸御免
相撲協会に深い理解を持ち、常に相撲の発展のために相撲協会を物心両面にわたり、 長年の間、援助支援された個人に対し、感謝の意を以て、無料にて入場することを 認めた人を言う。
木戸御免


目代

公益財団法人日本相撲協会よりいただきました、
目代推挙状。

相撲

相撲2014年5月号 76ページ掲載記事
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木戸御免

公益財団法人日本相撲協会よりいただきました、
木戸御免推挙状。

三賞選考委員会

公益財団法人日本相撲協会よりいただきました、
三賞選考委員会委員委嘱状。